2025年度の芦澤ゼミでは、2024年度に引き続き、スタートアップ・エコシステムの最前線を体感するため、シリコンバレーにて3泊4日のゼミ合宿を実施しました。
今回の合宿では、スタンフォード大学やシリコンバレーのベンチャーキャピタル、CVC、投資家、実業家等の方々への訪問や、シリコンバレーのスタートアップイベントであるStartup World Cupへの参加を通じて、各分野のリーダー達から多くを学ぶ貴重な機会を得ました。
本活動報告では、ゼミ合宿の1日目として、スタンフォード大学のリチャード・ダッシャー特任教授訪問、Gamma共同創業者のGrant Leeの講演会、スタンフォード大学dスクール及び慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の神武直彦先生訪問のハイライトを、M47の菅沼がお届けします。
スタンフォード大学特任教授 リチャード・ダッシャー博士訪問

スタンフォード大学のリチャード・ダッシャー特任教授からは、シリコンバレーとAIについての最新情報を学ぶことができました。
シリコンバレーの最新のAIスタートアップのお話や、シリコンバレーと日本でも事業を展開しているグローバルスタートアップのお話をいくつもお聞きすることができたことに加えて、常にAIやスタートアップの最新情報をキャッチアップしているダッシャー教授の姿勢に感銘を受けました。
また、AIトピックに関しては、現在AIはバブルに入っており、ガートナーのハイプ・サイクルでいうところの過度な期待のピーク期から幻滅期に落ちているのではないかというお話や、AIエージェントの議論も米国と日本で8ヶ月間ぐらいのタイムラグがあるというお話などをお聞きすることができ、米国(シリコンバレー)と日本とのAIに対する認識GAPを感じることができました。
スタンフォード大学授業(Entrepreneurial Thought Leaders Speaker Series)Grant Lee講演会

続いて、スタンフォード大学の授業の一つであるEntrepreneurial Thought Leaders Speaker Seriesに参加し、Gamma共同創業者のGrant Leeの講演会に参加しました。講演会後の質疑応答セッションでは、Grant Lee氏への質問をするために学生の長蛇の列ができており、スタンフォード大学の学生の授業に対する圧倒的な熱量を感じられました。
学生との質疑応答の際に、Grant Lee氏が「5年や10年という長い間、情熱を持って取り組めなければ成功しない。私はいつも、ナイキの創業者フィル・ナイトの言葉に従っている。“クレイジーなアイデアを追いかけろ”とね。でも、そのアイデアが“クレイジーだけど、自分が本当に情熱を持てるもの”であることが大切なんだ。そうすれば、実際に数々の障害を乗り越えて成功する可能性を最大限に高めることができる。そしてその問いに答えられるのは、他の誰でもなく、自分自身だけなんだ。」というような内容を話していたことが、個人的にはとても印象的でした。
スタンフォード大学dスクール & 神武直彦先生訪問

その後は、現在スタンフォード大学デザイン研究センター(Center for Design Research)の客員教授であり、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の神武直彦先生をご訪問し、スタンフォード大学d.schoolを訪問しました。
神武先生は、街づくりから宇宙システムまでを対象とした自然科学と社会科学を融合させたシステムズエンジニアリングに基づく社会技術システムのデザインを専門とされています。また、スタンフォード大学d.schoolは、イノベーションを促進するデザイン思考を実践的に学ぶための、大学横断的な研究・教育機関です。私たちは神武先生のお陰で普段中々入ることができないd.school内を特別に見学させて頂き、ワークショップ後の作品なども拝見させていただきました。
シリコンバレーもスタンフォード大学も非常に天気が良く、街全体の雰囲気がイノベーションの源泉になっているように感じました。今回のシリコンバレー合宿のように、KBS内に閉じずに、定期的に日吉を離れて外の刺激に触れることで、自分の視野が広がったり視座が高まることを再認識しました。今後とも定期的に今いる慣れた環境を意図的に離れることで刺激を得て、モチベーションを常に高い状態に保っていきたいと思います。
M47 菅沼