数分の短い意見の中に、3年間の集大成の気持ち、今の私の考えを押し込みました。その原稿をそのまま置いておきます。
高市政権発足から8か月、AIの進化は目覚ましいものがありました。人間側の問いに応答する存在だったAIが、瞬く間に自ら働く自律的存在へと変化を遂げました。この延長線上に、日本が優位性を持つと言われるフィジカルAIが、目前に迫っています。
この歴史的転換点において、規制改革制度の最前線にいると「従来型の規制改革制度では立ち行かない」という危機感が日々募りました。本日提出した意見書「AI時代の規制・制度改革に関する意見」では、規制・制度改革の「考え方」の転換、制度の見直しを訴えております。規制改革はそれ単独の目的のためにあらずです。産業政策の手段として、視座をあげて取り組むべきと考えます。
高市総理、皆さまにおかれましては、「強い経済」の実現に向けて、民間が挑戦できる制度への決断・実行をお願いいたします。
〇3年目=「ダブルループ学習(Argyris & Schön , 1974)」の概念で規制改革「プロセス」の議論に持ち上げようとする
個別規制の改正議論はまさにシングルループ。既存の規制体系という前提をもってして「この部分がおかしい」というエラーを1つずつ潰していくものです。一方で、規制の在り方そのものを問う議論は、ダブルループ。AIの社会実装が日々進化する中では、個別規制の是正を積み重ねるだけでは、すなわちシングルループだけでは、規制制度改革はグローバルの変化に追いつけない!!という、一段引き上げた議論を投げ込めたことは、3年やったからこそのことだったと思います。2023年10月にこの会議に加わったとき、正直なところ、自分がこれほど「規制改革の在り方そのもの」について考えることになるとは想像していませんでした。
もちろん全てのことは規制改革推進会議のチームでやってきたことです。素晴らしいチームに恵まれ本当に幸せな2年9か月でした。
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